ほんじょー

教授のおかしな妄想殺人のほんじょーのレビュー・感想・評価

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)
2.0
ウディ・アレンの女性に対するファンタジーが炸裂。考えすぎて思い込みの強い男はどんな女性にもかなわない。

女性のかしこさが哲学者の賢さより上だということを示しているわけだが、その証明のために女性に傷を与えているところにミソジニーが表れている。おそらく無意識に。

教授が目的を達成した場合、映画的出口はひとつしかないので脚本も凡庸といえる。ウディ・アレンのメタな視点が透けて見えるのは、作品の力不足ということだろう。