このレビューはネタバレを含みます
自宅で鑑賞。
若手俳優ブレントン・スウェイツ(キング・オブ・エジプト)主演のSF映画。
本当は予告の時点で映画館で見たいと思ってたんだけど、前評判が微妙だったので今回、DVDにて。
うーん、惜しい。
導入は良い。
主人公たち若者が不可解な事態に巻き込まれるまでがテンポ良く描かれている。
ただ、謎の施設に送り込まれた場面からが間延びしていて、若干退屈。
それでなくとも、俺が疎いからか、描写が分かりにくい。あの家の木にいたのは宇宙人だったのか?足の不自由な主人公ニック(ブレントン・スウェイツ)の脚はどの時点で別のものに成り代わったのか?そもそも気付かなかったのか?友だちのメガネ君、ジョナス(ボー・ナップ「ザ・ブリザード」)は送風口からどのようにニックと交信したのか?謎の老婆はなんだったのか?
謎が謎のままで終わっているので、雰囲気は良いが、それだけにその雰囲気に流されているように感じた。
というか、話的には見せ場はぶっちゃけ予告で全部出ちゃってるかなぁ。
あのアースクエイクも燃えるスーパーダッシュも描写としてはかなり激アツだと思うが、それだけで話的には生きなかったように感じてしまった。
まぁ、最後のローレンス・フィッシュバーン(「マトリックス」)のあの描写には驚いたし、最後のバッドエンド感も良い味わいだが、うーん、もっと話運び的にどうにかできたのではないかと思った。
近年、SF青春時代ものと言えば「クロニクル」という傑作が挙げられると思うんだけど、これはそれに今一歩及ばなかったと思う。