すずき

グレートウォールのすずきのレビュー・感想・評価

グレートウォール(2016年製作の映画)
2.3
時は中世。
黒色火薬を求め、中国宋朝までやってきた傭兵のウィリアムとトバール。
途中で、山賊や謎の怪物に襲われるが、何とか万里の長城まで到達する。
しかしそこにいたのは、戦隊ヒーローみたいなカラフルな鎧を着たコスプレ軍団だった…
特にやる気のないあらすじ。Filmarksの作品ページのあらすじも何かやる気ねーな。
つまりはマット・デイモンが怪物相手に大暴れ!なトンデモ時代劇です。
もうポスターの絵面から地雷臭が漂ってるし、実際相当アレでしたw
鑑賞の際には、部屋を明るくして、なるべくIQを下げてご覧ください。

ストーリーは薄っぺらく、CG感もバリバリで、いろいろと残念。
あとウィレム・デフォーも出演してるけど、何か…すっごく役が残念。その役いるか?

マット・デイモン達、白人チームのビジュアルはいいのよ。
汚い感じでリアル感も程よくあるし。
ただ中国人達のビジュアルが…本当に…残念。
ピカピカのカラフルな鎧に、これまたキレイな顔のジン・ティエン、どーみても兵士に見えないw三國無双のコスプレしてる人だw

んで、そのジン・ティエンが率いる青鎧の部隊は、全兵士黒髪ロングの女性部隊。
ペガサスナイトか!?とか思ったけど(中盤ファイ○ーエ○ブレムみたいな紋章出てきたし)、彼女らは万里の長城からバンジーして、下の怪物「饕餮(とうてつ)」達を槍でプスプス刺しては戻ってくる役。…その役いるか?
モンスター相手にヒット&アウェイをするが、当然近接攻撃は多大な危険が伴い、饕餮に食われる者も多数。
そら(眼の前にキレイなネーちゃんがぶら下がってきたら)そう(釣り堀の魚状態になる)よ。

万里の長城自体にも素敵な仕掛けがあって、内部でスパルタカスみたいな格好してる人が、「超人墓場で回してるやつ」を回すとあら不思議!
長城の壁面から巨大なハサミが飛び出し、饕餮を切り刻むぞ!
…嗚呼、やっぱりジン・ティエン部隊の存在価値が薄まっていく…
他にも突っ込みどころは沢山あるけど、これ以上は君自身の目で確かめてくれ!

ツッコミどころ満載の、ハッタリ上等なノリは嫌いじゃないけど、今ひとつノリきれず。
皆でツッコみながら楽しむ、実況向き映画…なのかしら?