とがり

ワンダーウーマンのとがりのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

IMAX 3Dで鑑賞。

『マン・オブ・スティール』から始まったDCEUはしかし、マーベルに押されっぱなしで去年のジャス誕とスースクでもう色々地に堕ちた感がありダメかと思った矢先、今年のDCEUは全く違うとばかりに飛び出した『ワンダーウーマン』、噂に違わぬ素晴らしい傑作でもう最高でしたね。

争い憎しみ合う人間たちと、死と荒廃を撒き散らす戦争の愚かさ、そんな世界の現実を知ったダイアナの絶望。
それでもトレバーのように、明日への希望を信じ命を賭す人間もいる。
だから彼の信じた希望をダイアナも信じ、人間を見守り導く…この完璧なヒーロー誕生の構図が成立した瞬間、泣いてしまった。

ヒーロー誕生譚と戦争アクションが並行して進んでいくのも非常に上手い構成の仕方。
限られた選択肢の中で最善を尽くそうと頑張るトレバー一行と、とにかく力にものを言わせて無双するダイアナの対比も良かった。

メインのガル・ガドットは”美しく、ぶっ飛ばす”ワンダーウーマンを完璧に体現していたし、サービスショットが1番多いクリス・パインも素晴らしかった。
ロビン・ライトがまさかの師匠ポジで、これまたカッコ良すぎ。
エレナ・アナヤがちょっともったいない使い方だったように感じられたのが残念。
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