やし

ワンダーウーマンのやしのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.9
ただの男じゃ手に負えない。


外界から隔絶された女性だけの島に生まれたダイアナ(ワンダーウーマン)は王女として大切に、そして強く育てられたが、突如外界から島に迷い込んだトレバー大尉から外界の惨状(第二次世界大戦真っ只中)を聞き、世界を救うため外界へと飛び出す。

映画の前半は、
「ワンダーウーマンの出生はこんなんです。こんなにもピュアな子なんです。外界だと世間知らず丸出しってカンジだけどかわいいでしょ」ってな自己紹介的ゾーンで、ところどころもたつく。

本作が抜群に面白くなるのは中盤辺りから。

戦争を本当に止めるためにはその元凶を潰さないといけない。そのためには目の前の地べたで助けを求める戦争被害者を、時には素通りしないといけない。
トレバー大尉たちはダイアナをそのように諭す。

だが、真っ直ぐなダイアナはそれができない。
そして、彼女は初めて戦場に降り立つことになるわけだが、このシーンは本作の大きな見所となっている。ほんとに震えた。

そもそもダイアナ役のガル・ガドットは、当然にラグジュアリーブランドだろうが、上下ジャージだろうがどんな姿でも相当に美しい。
監督はそんな美しいガドットを更に推して美しく撮っているし、その格闘シーンも美しい。非常に絵になる。

嫌味な要素は一切ない系の美人だし、それに加えて天然ピュア属性を盛り込まれたら完璧だ。まさにワンダーウーマン!!


……勢い余ってガドット推しのレビューになってしまったが、最後にそんな魅力的なガドットよりも個人的には、格好えーなーって見てたクリス・パイン演じるトレバー大尉の名台詞で締めたいと思う。

「ぼくは今日を救う。
 君は世界を救え」
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