良かったです。びしょびしょになるくらいに泣きました。
リリーの葛藤ももちろんですが、逞しく支え続けたゲルダの存在感が素晴らしかったです。どんな形でもリリーとゲルダは紛れもなく運命の人だったのだと思いました。
ただ…良かったからこその心残り。
リリーを中心としているのは分かるのですが
最後は物語がスパッと切られたような印象だったので、フィクションであるからこそ、ゲルダの救いをもう少し用意して欲しかったと。
この物語の主人公はリリーでありながら同時にゲルダでもあったと思うので、もう少し彼女に寄り添いたかったです。
あとは意地悪な考え方だと、リリーは元々男性の身体で生まれましたが、
これが女性から男性だとまた随分時代が後になってしまうのだろうなぁとも。
ともあれ特に主役2人の演技は素晴らしく、見て損はない作品だと思います。エティレッドメイン演じる生き生きとしたリリーの美しさは必見です。