トランスジェンダー物語としては優等生的というか、典型っぽい内容でしたが、MtFのパートナーの話としては実によくできていて、奥さんのゲルダさんが非常に男前。
とりあえず幼馴染のハンスがイケメンすぎた。いいやつすぎるだろ。
同じエディ・レッドメイン主演の『博士と彼女のセオリー』のピアノの先生に匹敵するイケメンぶり。
スパイスとしていいキャラということです。
ベン・ウィショーは相変わらずのゲイ役でなんか笑った。終始ゲイゲイしすぎる。
性的倒錯と診断されて生殖器に放射線を当てられたり、ロボトミー手術を提案されたりと、「異端者」に対する医学の歴史を見せ付けられる中、ドイツの名優のセバスティアン・コッホが性別適合手術的なものを提案してくれるいいお医者さん役で出てきたあたりは盛り上がった。
観てる最中は現実的なことが気になりすぎてあまり感情移入できなかったものの、振り返ってみるとなんかまあ綺麗な終わり方だったかもしれない。いや、やっぱりあっけなかったと思う。
リリーはかわいかったです。