アリカワ

リリーのすべてのアリカワのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
3.0
変わったのはアイナーだけではなくゲルダもそうで、最初みたいな明るさがどんどんなくなっていくのは観ていて結構つらかった。

今でさえも トランスジェンダーへの理解は低いのだから、当時はと考えると いかにアイナーは苦労したことか。
そしてなによりもゲルダ。自分の望むことと相手の望むことが正反対でも、相手の幸せを願って支え続けるという、その姿に感動。

「いつも自分のことばっかりね」と怒るシーンがあったが、たしかにリリーはトランスジェンダーである生きづらさからの解放を望むあまり、ゲルダの心配は一切してなかったように思え、ゲルダにより同情してしまう。報われたのかな...