のんchan

ゴッホ 真実の手紙ののんchanのレビュー・感想・評価

ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)
4.1
またまたゴッホ🌻
こちらはBBCが制作したドキュメンタリーなので、丁寧で解り易く、50分にコンパクトに纏められています。(Filmarksの案内は60分となっていますが50分でした)
ゴッホの入門編にドンピシャかも🌞

ゴッホ役をベネディクト・カンバーバッチが成り切って演じています。なんだかお得感あります😆よく似せていて、まるで本人に見える程に魅力たっぷりでした👌


ゴッホを生前に理解していたのは弟のテオたった1人だった。
弟とやり取りした900通以上の手紙を紐解き、カンバーバッチの発する言葉は、ゴッホが書いた胸の内をそのまま言葉として話している。

ゴッホは日本の浮世絵版画をこよなく愛していて、沢山真似をしながら描いたりしていたんですね。実際に画商の『タンギー爺さん』の絵のバックには浮世絵が描かれているものもあるのです。

どうしてゴッホが心を病んでしまったのか?何が彼を苦しめていて、彼が何を求めていたのか?そして、描くことに何を見出していたのか?といったことが短く淡々とではありますが詰まっています。

生きれば生きるほどに様々な挫折があり、何かから逃げてしまった自己嫌悪だとか...それでも何かを求めてもがいて、生きていこうとしたゴッホの姿が切なくなりました。

弟も言っていたけど『才能豊かで優しい兄と身勝手で冷淡な兄』が同居していたと。

デリケート過ぎたけど、もっとも人間らしい人間だったのかな...ふとそんな気がしました。


短いので是非ご覧になってみてはいかかでしょうか?🌀
のんchan

のんchan