実話ベースのホロコースト関連映画。
ナチスから逃げる為にポーランド人と偽って生き抜く8歳の少年スルリック。
あまりにも過酷な逃亡にただ、ただ唖然でした。
途中加わる野良犬を相棒にして…ってもう“泣き”のピースが揃い過ぎてます。
極めつけは生き抜く為に農作業を手伝う際のアクシデントですかねぇ。
大怪我するがユダヤ人という理由で手術を拒否されるという…。
『縞模様のパジャマの少年』でもそうでしたが少年目線の戦争の恐怖は本当に見ていて辛くなる。
終戦後、ユダヤ人として戻るか?それともそのまま偽名を使うか?の岐路は印象深いシーンです。
主演の少年を演じたのは双子の兄弟らしいがかなりの演技力に脱帽。
ドイツ人監督が撮ったという事に非常に意味のある作品でしょう!
【CINEX】