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プレデター2のtakのレビュー・感想・評価

プレデター2(1990年製作の映画)
3.0
いきなり危機に陥り、得体の知れない生命体がどこから来たものか語られず、とにかく問答無用の第1作。数年後に製作された続編は、舞台を密林から大都会へ移す。残虐さが増している印象。わが家のプレデター祭り第2夜。なんじゃこりゃと観入っている長男と、顔をしかめたバイオレンス嫌いの父親がテレビの前で凍りつく。

特殊部隊の精鋭がズタボロにやられた第1作だっただけに、刑事が拳銃握ったくらいじゃ無理やろ。観ているこっちまでオロオロしながら見守るしかない。プレデター側の兵器は確実にパワーアップしてるみたいだし。

第2作の見どころは、謎でしかなかったプレデター側の素性が語られること。やつらの宇宙船が登場するクライマックスの死闘。これまで幾度も地球に飛来していることも明らかになる。中でも映画ファンをクスッとさせるのが、仕留めた相手の頭蓋骨を愛でるプレデターたちが、その成果を壁に飾ってる様子。ひときわ大きな頭の骨格、それってアレじゃん!これが後の「VS」として引き継がれることになるのかな。

製作されたのが「リーサル・ウェポン」の後の時期なので、ダニー・グローヴァーのとにかくしつこい刑事役はなんか安心できる。オレしか真相を知らないぜってラストが粋。
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