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プレデター2のNAOYAのレビュー・感想・評価

プレデター2(1990年製作の映画)
4.6
1997年、40度を越える異常気象が続くロサンゼルスで、L.A市警とコロンビアの麻薬シンジケートとの激しい抗争が行われていた。現場に駆けつけたマイク・ハリガン警部補も銃撃戦に参加する。そして、その様子をサーモグラフィーで観察する奴がいた…


「ザ・プレデター」に向けて復習②

評価低いですが、個人的には1作目と同じく大好きな作品です!!
確かに1作目の方が面白いですが、思い入れが強いのが2作目なんです。

なぜなら、自分は1作目よりも先にこの2作目を観て、プレデターが好きになったからです!

小学生ぐらいの頃に金曜ロードショーで放送されていた今作を初めて観た時、プレデターに惚れました!(笑)
その後に観た1作目の面白さも衝撃的でしたが。

それから何度も観ている作品ですが、今回も面白かったです。


主人公のマイク・ハリガンは熱血暴走刑事。命令無視するは、上司に暴言吐くは、なかなかの暴走刑事ですが、仲間は大切にしている姿がよく描かれています。
演じているのはダニー・グローヴァー。
この人はあんまりアクション俳優イメージが無いですが、今作の役はハマり役。

前作は最強のシュワちゃんがプレデターと戦う面白さがありましたが、今作はプレデター相手にダニー・グローヴァーが必死に戦う面白さがあります。

その他にもゲイリー・ビューシイやビル・パクストンもプレデター相手に頑張ってます。

そして、プレデター。
今作のプレデターはなんといっても武器が豊富になりました。
前作からのリスト・ブレード、ショルダー・プラズマキャノンはもちろんのこと、槍、ネットランチャー、フリスビーみたいな形のスマートディスクなどなど。

さらに、1作目よりもプレデターの習性などが詳しく明らかになります
プレデターの武士道精神も今作でしっかり描かれています。

今作はプレデターのカッコいいシーンが多い!
個人的に好きなシーンは
・槍を持ち光学迷彩を解除して姿を現わすシーン
・水溜りの中をバシャ、バシャ、と歩く中、ビリビリと電撃みたいなのも見えるシーン
・スマートディスクを投げるシーン
です。

プレデターが真似する言葉のチョイスが絶妙(笑)
「キャンディ食べる」や「災難だと諦めな」など印象的です。


1作目同様に終盤の主人公とプレデターの一騎打ちに長尺かけているのが最高!!

プレデターとの対決に向けて、鉄板入りの防弾ベストを着て、グレネードランチャー、ショットガンを装備するハリガン。
こういう戦闘準備シーンは大好き!ワクワクが止まりません!

そして、グレネードランチャーをぶっ放して、「俺はここだ。かかって来い!」で始まる直接対決。

グレネードランチャーで優位に立ったかと思えば、一気に立場が逆転されたかと思えば、ショットガンで形成逆転!
かと思えば、ショットガンを破壊されピンチに…
とお互い譲らない戦いが続くので面白い!

そして、戦いの場を食肉工場内から屋上、アパートの洗面所、プレデターの宇宙船と変わっていきます。
途中でプレデターの治療シーンを挟んでくるのも最高!

ラストの宇宙船内での対決では、プレデターのスマートディスクを奪ったハリガンに対してリスト・ブレードで応戦するプレデターの肉弾戦。
ラストが肉弾戦っていうのも良いですね。

ただ、プレデター弱くない?と思う方もいるかもしれません…。
まぁ片腕切断されてますし、武器も奪われてますし、ショットガンのダメージもあると思うので、大目に見てあげてください(笑)


決着が付いた後にはビックリ展開があり、ここでもプレデターの武士道精神が感じられます。
勝者を讃えるプレデター、素晴らしい!
個人的には敗者も讃えてる感があるんですよね。‘‘よく戦った’’みたいな。


プレデターのキャラを決定付けたうえに、宇宙船内でのサプライズなど、この作品以降のプレデターにとって重要となった2作目だと思います!
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