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光をくれた人のsahoのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
3.7
"一度赦すだけでいい"

罪と赦しを描いた宗教的な作品。
個人的には「八日目の蝉」×「そして父になる」のような感じだったな。
この作品がきっかけで交際して、実際に夫婦になったアリシアとマイケル。
よくこの映画で惹かれ合ったな…(笑)

いろいろと意見はあるけど、私は全員に感情移入してしまって誰も批判できない。
戦争で心が傷ついたトムにとっての光はイザベル、2度の流産を経験したイザベルにとっての光はルーシー、愛する夫を亡くしたハナにとっての光はルーシー(グレース)。みんな必死に、自分の光を失いたくなかっただけ。
監督がデレク・シアンフランスなだけあって、やっぱり重くてずっしりくる作品。
トムのように人を深く愛せるのって素晴らしい事。
何よりハナの夫が言うセリフ。
「一度赦すだけでいい。恨むにはそのことをいつも考えてなくちゃいけない、疲れるだろ」
こんな高潔な人になりたい。

188本目 / 2018
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