mimagordon

バビロンのmimagordonのレビュー・感想・評価

バビロン(1980年製作の映画)
5.0
前半、仲間同士のコミカルなやり取りはまるで会話そのものがレゲエのようなグルーヴだ。しかし徐々に歯車が壊れていく。蔓延る差別と偏見、悔しさを抱えながら泣き寝入りせざるを得なかった人たち。もう我慢の限界は超えた。怒りと暴力が連鎖していく様はあまりにも残酷すぎるがこれが現実。それでも最後まで、ベースをMAXに上げ、ラスタの祈りをグルーヴに乗せる。テルミンと警察のサイレンが混じり合い迎えるラストに、言葉にならない衝撃を受けた。大傑作。
mimagordon

mimagordon