5人の若者たちはテキサスのビッグ・シキット国立保護区で夏休みの週末を過ごそうと真っ暗な夜の林道を運転中に突如、車で何かを轢いた衝撃が走る。
調べてみても車に付着した血の付いた動物の毛の他には何も見当たらない。
彼らは気にすることなく運転を続け叔父のコテージに辿り着く。
しかし、翌朝から彼らは謎の“存在”に次々と襲われていく…。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の共同監督を務めたエドゥアルド・サンチェスが再びポイント・オブ・ビュー(POV)手法を駆使し、未確認生物の恐怖を描くホラー。
おじさんの別荘(山小屋)に向かった男女数名。
途中でビッグフットの子供を車でひいてしまい親から徐々に反撃を食らう。
これ、昔大ヒットした『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』をつくった人達の作品なんですね。
もはや見飽きた感のあるPOV主体ですが、全編というわけでもなく程よくミックスされていて、思っていたほど酔わなかった。
しかし同じPOVでありながらそのつくりは全く逆。
雪男は中盤からバンバン見えるし、安っぽさはない。
けっこう地味にお金かかってそう。
雪男の迫りくる感じは半端ない。
『ブレア・ウィッチ』がお金をかけず何も見せないPOVだったのに対して、今作はお金を使ってガンガン見せてくれるPOV。
またビッグフットをテーマとしているところがなかなかおもしろいと感じたし、ビッグフットが執拗に追いかけてくるストーリーも納得できた。
最後にビッグフットが意外に知的に高いことが分かってもやもやするのもナイス。
ストーリーはまぁまぁかな。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』よりはおもしろいと感じました。