オリジナルアニメ版と比べて、鬱々とした雰囲気は薄められているような気がします。これはこれで好きなんですけど。
新キャラの登場も含めて、ストーリーラインも「新劇場版」の独自色が、この「破」からより強くなっている印象。
「私が消えても、代わりはいるもの」と言う綾波レイ。綾波は綾波しかいないと言いながら、レイを助けようとするシンジ君の姿に感動。
レイのセリフは、今この時代だからこそ、胸に来るものがありますね。
″モノ″も″ヒト″も大量消費される時代。
「自分には代わりがいる」
感情も殺し、自分自身の価値を見出せない現代人の、映し鏡のような。
「あなたの代わりはいない」
自分自身を承認してくれる人がそばにいるか。それこそが大切なことなのかもしれませんね。