もちお

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 前作『序』を観た上での鑑賞です。
 テレビ・シリーズや旧劇場版は未見です。

 良かったです。
 特に3号機の暴走する展開が苦かったです。
 一方、終盤は乗り切れませんでした。

①良かったところ
・冒頭から戦闘シーン
 5号機のアクションから始まりました。
 2号機の活躍もかっこ良かったです。
 勢いのある始まり方でした。

・3人の共闘
 シンジくん、綾波さん、アスカさんが協力して使徒を倒すシーンが良かったです。
 熱い展開でした。

・穏やかな日々
 葛城さん宅での生活や海洋生物の見学、食事会の準備が描かれていました。
 微笑ましい分、「しんどい展開が待っているのかな……」と思いました。
 複雑な気持ちになりました。

・アスカさん
 とても良かったです。
 序盤は暴力的なところが苦手でした。
 ただ、話が進むに連れて、繊細な一面が描かれていきました。
 あのパペットが印象的でした。
 その分、3号機の件がつらかったです。

・3号機の暴走
 苦しかったです。
 丸くなったアスカさんを観て嫌な予感はしていましたが、これほどとは……
 初号機との戦闘がグロテスクでした。
 怪獣のように暴れる初号機にゾッとしました。
 『今日の日はさようなら』が流れていましたが、全く中和されなかったです。
 むしろ楽曲の穏やかな雰囲気が合わなすぎて、より怖かったです。
 不気味でした。

②終盤の展開
・はじめに
 好きなところがありつつ、乗りきれないところもありました。
 分けて書いていきます。

・良かったところ
 パイロットとしての決意を固めるシンジくんが良かったです。
 また、綾波さんを救う場面では、シンジくんの強い気持ちが伝わってきました。

・気になったところ
 『翼をください』が流れていました。
 『今日の日はさようなら』の場面と似ていたので、くどく感じました。
 また、赤木さんの説明が多くて、うるさかったです。
 「サード・インパクトが始まる」ことさえ教えてもらえれば、個人的には十分でした。

・マリさんが2号機に乗る展開
 気になりました。
 マリさんの活躍は楽しいですが、「2号機はアスカさんの……」と思ってしまいました。
 そもそも「警備はどうなっているの?」とモヤモヤしました。

③マリさん
 エヴァンゲリオンでの戦闘を心から楽しんでいるようで、新鮮でした。
 一方、他のパイロットたちに比べると、魅力を感じにくかったです。
 苦悩するシンジくん、謎めいた綾波さん、強気に見えて繊細なアスカさん。
 6号機の少年は登場時間がわずかですが、妖艶で存在感がありました。
 この人たちが強烈すぎるので、マリさんが目立つのは難しいのかなと思いました。

④まとめ
 楽しめました。
 シンジくんが綾波さんを救ったので区切りがついた一方、つづきが気になる終わり方でした。
 6号機の少年は何者なのでしょうか。
 続編も気になります。
 観て良かったです🙇
もちお

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