主人公ビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は施設で育ちます。そこで出会ったモーリーン(レイチェル・マクアダムス)と結婚し、女の子を授かります。その後ボクシングの世界チャンピオンとなりますが、自身の行動のせいで全てを失ってしまい金銭的な面でも精神的な面でもボロボロ。荒れた生活を送ったせいで、愛する娘も一時施設に送ることになってしまいます。ジェイクの顔立ちもあると思うけど、しっかりして!と言いたくなるほどにもうボロボロです。でも、愛と絆を取り戻すためその後にトレーナーとなってもらったティック(フォレスト・ウィテカー)とともに再びリングに立ちます。ただただ怒りにまかせて攻めるボクシングから防御するボクシングにスタイルを変えていきます。
娘を守るという自分を重ねて。
「もう一度愛を掴め」
このジャケの言葉がぴったりです。
ジェイクはもうバッキバキに仕上がっているし、ボクシングのシーンはリアル過ぎて何度も目を背けてしまいます。
ジェイクの悲しみはもっもとだし、娘の怒りも当然。でもお互いが必要としていることがよくわかって泣けます。
ボクシング映画の王道中の王道映画です。
でも「王道だっていいじゃない!」と
叫びたい。