Smoky

二ツ星の料理人のSmokyのレビュー・感想・評価

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)
3.6
ピッカピカに磨かれた厨房、燃え盛る炎と飛び交う罵声、肉の焼ける音に乳化したソースの瀞み、キャラ設定とストーリーは陳腐だけど、オサレなキッチンのPVを観てるようで楽しめた。ブラッドリー・クーパーは『アメリカン・スナイパー』でも魅せた浮遊感ある演技でアスペっぷり全開。個人的にはダニエル・ブリュールの演技に萌えた。
ラストの『やるべきことをやろう』という台詞は、ミシュランの評価項目の一つである「いつ、何を食べても等しく高いクオリティである」に対する本質的な回答。料理とはクリエイティビティと研鑽であり、その根底には愛がある。
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