J四郎

64 ロクヨン 後編のJ四郎のレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
3.4
前編に続いてこちらも地上波で鑑賞。
これを劇場で観たならどうやろ?とは思ったが。地上波やレンタルで観る分には充分楽しめる作品だと思う。

前・後編と併せて四時間(地上波なのでカットされた部分も多いかと)通して観たが、それほど長いとは思わんかった。いや、むしろこの内容なら四時間でも短いくらいだろうね。原作小説は調べると結構なボリュームがあるので、これくらいの時間では再現しきれてないのだろう。

まるでワンクールあるドラマの総集編を観ている気分だった。簡潔に話の要点を語ってくれてるので分からんって事はないんだが、如何せん説明不足の部分も多々ある。それ故、どうにも感情移入し辛い。

まあ、それでも佐藤浩市の置かれてるどえらく苦しい立場だけは観ていて痛々しい。俺くらいオッサンになれば上と下との板挟みがどれだけ辛いか分かるので、あのポジションはイヤやな~。胃に穴が空きまくるぜ。

この映画の結末は原作とは違うらしい。映画のラストはどないやねん?って個人的にはイマイチに思えた。ただ話自体は面白いと思ったので小説版の方も読んでみたいなと思いました。
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