このレビューはネタバレを含みます
ブラジルのアニメーション
数々の賞も受賞されてるとのことで、気になってたのをやっと見に行けた!
音と鮮やかな色彩、不思議な世界の調和が素晴らしかったな
当たり前なんだけど、日本とはまったく違った感性で描かれてることがビシバシ伝わってきた
※ネタバレ感想
男の子の人生を最初から辿ってると思っていたら、最後から遡ってたの本当びっくりした!!!
帽子、写真、鮮やかな布……最後にパタパタと繋がってうわーっとなった
そ、そこまでちょっと退屈してたのは否定できないけど…!
でもね、子供が自転車でお父さんを追いかけるシーンなんか一生懸命で辛くて……
息を切らしながら最後坂を登って駅まで着いたのに降りてきた人は誰が誰だかわからない……お父さんだ!って思ったらクローンみたいにわいて出てくるシーン怖くなかったですか…?
その恐怖と虚無感ときたら…あのときは男の子の心情がはっきり理解できたような気がした
絵的には、どこを切り取っても綺麗で完成されてた
単純に色使いという点でもデザイン性が高くて、ストーリー絡めて動かしながらこれを保ってるのすごいな~
戦争の兵器が、ゾウなどの動物デザインに仕上げてるのなんてお見事だね
お話は、馴染みにくかったかも
いくら主人公の匿名性高めても、これを自分に重ねることは難しかったしやっぱり話にある程度の緩急はほしいなって思った
現実は平凡でも、これはお話だから
まあそういうのは他の作品がやってくれてるし、この映画に求めることではないか
パンフレットがポストカードの形になってて、かわいいのでおすすめ!