りゅう

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクションのりゅうのレビュー・感想・評価

3.5
コメディ色の強い、わきあいあいとしたドキュメンタリーかと思ってたら大間違い。
出てくる人は皆大真面目。
通常のドキュメンタリーでも、もう少し笑う人というか、笑顔の人くらいはいるだろうと思うが、この映画は一切笑う人が出てこない。これはある意味凄い。

しかし、博物館としてはレベルが低いか。
秘宝館の方がさまざまなものを揃えているのではないか。

○物語
アイルランドのペニス博物館。
そこにはありとあらゆる動物のペニスがあるが、ヒトのペニスはまだない。
そこで最後のコレクションとしてヒトのペニスを募集したところ、応募が何人も集まり、というのが大まかな流れ。
何人も、と言っても3人程度だが。

○みどころ
アメリカのトム。ペニスの名はエルモ。
キチガイで良い。取材に応じ、コミュニケーションが取れていることが奇跡のレベルのキチガイである。

自分のペニスの素晴らしさに誇りを持ち、最高の状態で保存するためにさまざまな行動に出る。
亀頭に星条旗の刺青をほったり、勃起したままペニスを保存する方法を医師に相談したり、博物館で飾る専用の棚を発注したり、ペニスにコスプレさせて博物館館長に送ったり。

○エンドロール
エルモのアメコミ!
なんということだろう。
りゅう

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