Garararara

雨にゆれる女のGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

雨にゆれる女(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

暗い。
そして淡々と進む物語。
それでも最後まで見ちゃう、何か惹きつけるものがある作品だった。
殺した相手の娘を愛し、殺したい相手と生きたいと思うようになった男女。
最後は助かってもバッドエンドかな?


飯田健次…メガネと補聴器:理美に2人の時は外していいと言われる、
シモダ…仕事の後輩、事務所の金を盗もうとして捕まる→親父が社長と話して釈放
理美…さとみ、シモダが預けに来た女、パニック障害?、

「ほんとの健次のこと話して」
姉…さとみ(理美と違う字)、精神科の先生と付き合う→別れ、自殺(事故扱い)、携帯の留守電に「ごめんね」、

「生きるって怖いのよね」

「クボカワノリオって誰?」「知らない」「じゃあ4/27って?」…明日

社長から社員昇格の提案
→理美が工場に来て同僚からからかわれたので暴行→クビ

姉の恋人だった医者をナイフで滅多刺し
「あの日の雨の匂い、今でも覚えてる」
「見覚えあるでしょ?このナイフに。クボカワノリオ、昭和57年12月6日、ホソカワサカエシ?生まれ」
ハヤカワトシユキ…精神科医、キセイ?1年4/27、東大阪市の路上で何者かにナイフで背後から14ヶ所刺され(当時39歳)、犯人は所持金を奪って逃走、未だに逮捕されていない。8歳になる娘。
抱きつき、背中でナイフを構える
「ハヤサカユリ」「覚えてたのね、私の名前。あなたなの?」

シモダ来襲「逃げて!早く!」
健次の手のひらに赤マジックでメモ
「明日ここに来て。姉さんの自殺の理由」

「健次は何がしたかった?」
健次の腹の傷と同じように、理美も自分の腹に傷
「何やってんのお前?」「ずっとあなたのこと殺してやりたいって。なのに私、あなたと生きていたい」「俺…何したか分かってんだろ」「私、一度だけ会ったことあるの、この町でサトミさんに。サトミさん透き通るように真っ白で。でもキレイだったから、日焼けした自分が恥ずかしいと思った。でもサトミさんの指先には血が滲んでいて、爪がボロボロで。どうしてか分からなかったけど、それがとても怖かった。その日の夜、サトミさんにお母さんになってもらうのはどう?って父に訊かれた。絶対に嫌だって。もしそんな事したら私死ぬからって。私のせいなの。父はサトミさんのこと好きだった。なのにあんな普通じゃない人絶対に嫌だって、私、わざと隣の部屋にいるサトミさんに聞こえるように言った。きっとあたしのせい。私知らなかった。本当に知らなかった。自殺だなんて…」

波際にサトミとトシユキを見て近づく健次、それを見つめる理美。
健次がナイフで自分の腹を刺し倒れ、縋り付く理美。
虚空に向かって「父さん、この人を助けて」end。

20230719 607
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