エリ

ボヴァリー夫人とパン屋のエリのレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)
4.2
たまたま素敵そうなタイトルが目につき、手に取ると主演は愛する♡ぶっ飛び作品「聖トリニアンズ女学院」のジェマさん。

おぉ、コレは...!とさらにパッケージを見ればパンにかけて
「貴女は私を発酵させる」
との文字w
発酵すんなやwwwwwwwwwwwwと思いつつ、パッケージから引き抜く(安定の)ワタシ。

「パン屋のジィちゃん、隣に越してきた何をするにも〝官能的〟に見える若妻が気になって仕方ない」みたいなお話なんだけど、なんともフランスらしいニオイがプンプンだった。

じっくりじっくり迫りつつ、チュドーンと一気に(おフランスよろしく雑にw)爆発させる感じが何とも◎

ジェマさん演じる若妻は、年老いて頭が硬くなったダンナより、突然のロマンスにもバッチリ対応の柔軟性ある(?)若者に恋。
それがソワソワ何だか気になっちゃうジィさんの、空回りで滑稽な描写・シリアスさと可笑しさが絡まり進んでいく。

恋する若妻は車内の音楽にゴキゲンで運転中。
同じく車で後ろから迫るジィさん。
「あッ若妻!!(*´Д`)キュン
お〜い!お〜いってば...オイ!聞こえねえのか!?.........なんなんだチクショウッ!(`;ω;´)」
と、恋する乙女ときたらジィさんの車にも気配にも全く気付かないっちゅー物悲しさなど、私的にはだいぶ笑えたw
若妻は若者に、ジィさんは若妻にロマンス感じる狂いっぷりも可笑しい。「ボヴァリー夫人」の原作を知っていたらもっと楽しめたのだろうか...!?

幾度かジェマさんのグラマラスバディを堪能出来るんだけど、いろんな音楽にリズムとったりくねくね踊る姿が妖艶&可愛かった!(>_<)

(ジェマさんがペンキを塗りながらくねくね踊る、海外的THE ムード歌謡みたいな曲Alain Chamfortの「Bambou」。コレはニオうな〜!と思わずようつべで視聴。
「日本女性の語り」が間奏に入っていてコレは紛れもなくえりタスの大好物。
あの気だるくきらびやかな雰囲気=日本語がお淑やかな発音の時代の声というのもあり、我がアンテナに狂い無し( ˘ω˘ ) !と妙に納得。この曲すき〜。)

どこか淡いファンタジーのようなタイトルとパッケージ。そしてどこか憎めぬ可笑しい話だってのに、若者たちは脱いだら数秒後にあらま!!なハレンチ仕様。
「おフランスすげえなw」とクックと笑いながらDVDをケースにしまう時に、やっとちゃ〜んと貼ってあった「R15指定」シールに気づいたのであった。ですよね。
ジィさんの下心出しすぎないエロ目フィルターでいろんなジェマさんを堪能出来る、なかなか乙な作品なのでした。

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鑑賞日を見てビックリ、気づけば1ヶ月分のレビューが溜まってしまった( ̄▽ ̄;)ヒェー
エリ

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