もじゃ太郎

バリー・シール/アメリカをはめた男のもじゃ太郎のレビュー・感想・評価

3.8
実在の(逮捕された)人物を描いていたのでドキュメンタリー映画のようになるかと思ったが、逮捕された本人の回想という形で進行したのでとても分かりやすかったし適度にルーズでテンポよく進んでくれて良かった。

民間人がCIAに協力されて極秘任務につき、その立場を利用して薬物の輸送やマネーロンダリングをするという小説のような展開が現実に起こるとは・・・大変勉強になった。

ただ、この超絶な展開一本槍でストーリーが語られるので若干短調。正直、10分で話を聞けば満足できてしまう。
それでも観れたのはこの映画の語り口がバリー・シール本人の回想という形だったからだと思う。監督のなせる業だった。その意味で映画としても良かった。