J四郎

バリー・シール/アメリカをはめた男のJ四郎のレビュー・感想・評価

3.6
トム・クルーズ主演の実話に基づく話。
事実は小説よりなんとやらとよく言いますが、コレが実話??と目を疑うくらいぶっ飛んでます。仮にこんなレベルの話を作ろうものなら、そんなヤツおれへんやろ~と確実にツッコミが入りまっせ。

この映画はクライムもんだと思うんですが、まるでアメリカンドリームを成し遂げた野郎!てな具合に作品のカラーは実に明るい。当時のニュース映像や社会情勢も盛り込みながらテンポよくサクサク進みます。やってる事の重大さを忘れる能天気な作風にトム・クルーズがハマってます。

なんかこんな映画があったな?と考えたら「ウルフ・オブ・ウォールストリート」が近いかもしれない。

話も強烈だが、一番印象的だったのはカメラワークかな?ハンディカメラを多分使っていて、やたらとズームを使用します。コレ、ひょっとしたら酔う人は酔うんじゃないかな?そのせいか、妙に臨場感があってドキュメンタリーを観ている気になる。

これは空の規制がガバガバだった時代だから可能だったそうで、実話としての弾け具合は「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」もビックリです。メイキングで判明したが、やはりトムさん。実際に小型機を操縦してるんですね。
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