現実逃避帰国準備

バリー・シール/アメリカをはめた男の現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

3.0
トム・クルーズ、なんか、この間観た『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と似た”ちょっと間抜けなキャラクター”だなと思ったら、同じ監督だった。

一週間前に観たジョニー・デップの『ブロウ』(2001)と似た感じの麻薬犯罪の実話を元にした話。

トム・クルーズの南部訛りが上手い。

『ブラックミラー』でのキャラが強烈だったせいか、シェイファー役のドーナル・グリーソンと保安官役のジェシー・プレモンスが異様なオーラを出している。

『American Made』邦題は『バリー・シール/アメリカをはめた男』
アメリカをはめたんじゃなくて、アメリカがはめた男の話。カーター大統領とレーガン大統領政権の間のアメリカがバリーを利用した話。

スポイラーアラート↓

アメリカ政府は自分らの悪事を抹消する為、バリーをJailに入れず野放しにし、奉仕活動に毎日同じ所へ出向かせ、麻薬王にバリーの居場所が分かるようにしてバリーを抹殺させたって事だと思う。

バリーが毎回車のエンジンをかける前に、車に爆弾が仕掛けられている事を危惧して、周りの人達に離れるよう言う。バリーの人の良さが出てる。最初Cigarを密輸していたバリーも悪いけど、CIAがバリーを利用しなければ、民間旅客機のパイロットで幸せに暮らしてただろうに。

5/18/2020