Kuri

ラ・ラ・ランドのKuriのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.9
期待して観に行ったので、中盤の展開には退屈してしまいました。ミュージカルなのにあんまり唄ってくれないし、ミュージカルなのにそもそも音楽を軽く扱ってるし。

ジャズが凄くてA-haは駄目?そもそも売れるためにやってるクソみたいなジャズに若者は熱狂するの?ジングルベルから枯葉にアレンジを加えただけでフリージャズ??
全体的に音楽に対する考え方がひねた中学生みたいで、なんかイライラ。。

ただ、エマストーン独唱のシーンに涙が流れてしまってからは一気に掴まれました。あえてそこまでをつまらなくしていたんじゃないかと思うほどの怒涛の展開!からのエンディング。
その20分間に、僕のみたかったララランドが詰まってました。

ここ数日は偏愛しすぎて何をみても思い出すのですが、小沢健二の新曲を思い出します。

意思は言葉を変え/言葉は都市を変えていく/文学的 素敵に炸裂する蜃気楼

そんな蜃気楼みたいな20分間のおかげで、見終わった後には素晴らしい!って諸手を上げてしまいたくなる、
でもやっぱり音楽的な作品とは言い難いと思ってしまいます。

で、IMAXでもう一度。
最初からあらすじ入れて見返すと大画面相まって良い部分ばかりが心に残りました。
最初は期待しすぎたのかなあ。
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