映画マニアぶってるやつは すぐに『映画館で観ておくべき作品！』と言う、と言われようと思われようとも、負けずに言い続けたい。
この映画は映画館か大きなスクリーンで観てほしい、ほんとに心から。
セッションでの期待を越えて
この監督の作品はエネルギッシュで疾走感に溢れている。
色や光や影、音、音楽、歌、何もかも
座っていられず、ぐいぐいと無意識のうちに前のめりになっている。
自分の目指すもの、手に入れたいものが間違っているかもしれないなんて不安を飼い慣らせる人、いるんだろうか。
自分さえも自分の求めるものを信じられなくなりそうなとき、応援してくれる人って、どうやって現れるんだろうか。
もう充分傷ついた、と泣く顔に泣いた。
この映画の最初から最後までをとても愛する気持ちで胸がいっぱい。
全てのシーンで気持ちが溢れてきそうなのに、そのくせ、言葉を失う。
