てんしの

ラ・ラ・ランドのてんしののネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞中、これミュージカルにする必要ある?なんて愚問を抱きましたが、
これは"ジャズピアニストと女優"のラブストーリー。
音楽と俳優で成り立つミュージカルのようなカップルなのだから、ミュージカル仕込みで間違いなかったんです!!
バカでごめんなさい、チャゼル監督…


予告から多幸感溢れるミュージカル映画と思っていましたが、実際は大人のほろ苦ラブストーリー。

ミュージカルの部分はディズニー映画やボリウッド、サウンドオブミュージック等の名作に比べるとイマイチと感じてしまいましたが、
ラストのif回想は切なすぎて、こんな胸が締め付けられるミュージカル初めてでした。セブス…泣

ミュージカルのように2つで1つだった2人はそれぞれの夢のためにそれぞれ独立して自分の店を持つジャズピアニストと大女優になるんです。

if回想には2人が結ばれたかもしれない可能性への未練を感じましたが、
微笑み合う様子を見て、それでも互いに今の道を歩んできたことに後悔はしない、後戻りはしないことを確かめ合ったのかな。


夢追うトキメキと叶わなかった恋の切なさを鮮やかに思い出させてくれるステキな映画でした。
てんしの

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