ミュージカルはあまり好みではないのもあり、なかなか観る気になれず。
一度観始めたのですが、オープニングでいきなりの群舞だったので、『やっぱり、こりゃあかんわ…』となり、一度は観るのを断念しましたが、エマ・ストーンは、バードマンで観てすごく気にいってたし、ライアン・ゴズリングもブレードランナー 2049でめちゃくちゃ気に入ってたので、やっぱり再度トライ。
諦めずに観て良かった〜
ミュージカル苦手な方も、オープニング我慢して乗り越えたら、後はどちらかというとあまりミュージカル！っていう押し付けがましさはないので観やすいと思います。
まずはなんといっても、主演二人の魅力に尽きますね。二人の歌も味があって良いし。
ピアノってやはり映画に合うと改めて思いました。登場人物の心情が響いてくるような気がします。
色んなシーンで景色と歌が一体となって、めちゃくちゃ綺麗。
ロケ地に行きたくなりますよね〜
ストーリーは、ありきたりといえばそうかもしれませんが、誰にでもある何らかの人生の分岐点で、どのような選択をするのかと悩んだことが、それぞれの経験した場面とリンクしてくるような演出で、なんとも言えない余韻が残りました。
自分にとっては、それが良い方に感じましたが、あまりにも現実的にとらえられた場合は、苦過ぎて閉口することになるかもしれないので、ラストの賛否両論には肯けるところです。
人生の分岐点そのものについては、直接的には触れずに観客の想像に委ねたところが、この映画をありきたりのものにしなかった肝ではないでしょうか。
余韻に浸れる映画って、やはりいいですね。
