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二重生活のkのネタバレレビュー・内容・結末

二重生活(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

要は、この世界に満たされてる人間なんかいないんだよって。

主人公が苦手だった。なのに尾行中は主人公に入り込んじゃう。何あの感覚。石坂の奥さん泣いてるの見て他人事に思えないのとか、尾行って興味深いと思う瞬間だった。尾行し始めてからあんな上手く色々崩れちゃうのは映画だからしょうがないとして。

私自身は生きたいから生きてるそれだけだから、主人公が生きる意味について考えてモヤモヤしてることに対してグイグイ冷めた。なんとなく生きてるんなら、そら石坂にお前に生きる意味なんてわかるわけないって言われるわ。
でも尾行した感想が面白かったなのは、もうさすがにこれくるだろうと思ってた。読めるというより、私も面白いと思ったから。
石坂に過去を話して(話すことで同情されたいだけなの?って思いながら聞いてた)返ってきた第一声が陳腐だなぁだったのまじでハイライト。
スカッッッッとした。
同情しない石坂、さすが凄腕の編集者!ってなった。こんな人を尾行するなんて、面白いに決まってるか…。
ふきげんな過去の高良健吾が演じる謎の男でもそうだけど、自分の過去が普通じゃないからって自分は特別な人間だって心のどこかで思ってる奴がすげー嫌。そういう奴は薄っぺらいことが多い気がする。ふきげんな過去でも二階堂ふみが薄っぺらい!って叫んでたのもスカッとしたな。

そう、主人公が薄っぺらい。何で一緒にいるんだろうねって言われてしまってもまだ、わかんないよって泣くのかよ。考えればわかるだろ。たくやはわかってたから出て行ったんだろうね。

でも結局これ感情移入?麦ちゃんの演技が良いのよね。混乱、だからとりあえず全部書く。笑
話自体にはハマったなぁ。本読もう。原作あるの知らなかったね。

それにしても長谷川さん何であんなにセクシーなの…。良い男感がすごい…。ほんとなんなの…。笑 何考えてるかわからない人って、魅力的なの、罪よね。
でも私的な一等賞はリリーフランキー。途中めっちゃ可愛いけど笑、全部全部悲しい。深い孤独。
菅田将暉は何であんなに存在感あるの。だから好きなんだよっ笑

メインの男性陣3人が魅力的すぎた。それに尽きる笑
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