misty

たかが世界の終わりのmistyのネタバレレビュー・内容・結末

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「他人の考えてることなんかわからなくて当たり前」と「家族なんだから歩み寄らなきゃ」の妥協点が見出せない家族の物語。でもそこに愛はないのかというと間違いなく愛なのだった。ぶつかるけど、瓦解はしない。そんなことで「家族」は壊れない。まさに「たかが」なのだった。

トム・アット・ザ・ファーム以来の戯曲映画化だけど、たしかに映画で収めるよりも舞台に向いている話ではあった。なんかM.ストリープ&J.ロバーツの「8月の家族たち」で見たことあるような話…そういえばあれも舞台の映画化だった。

豪華なキャストだったがやはりヴァンサン・カッセルはさすがだなと思った。いつも自分のせいにされる、町と家に縛り付けられてる鬱屈の表現がすばらしかった。あとマリオン・コティヤールの「居心地の悪い嫁」感ははんぱなく個人的には彼女に共感する人が多いのではと思ったです。
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