みかぽん

フィフティ・シェイズ・ダーカーのみかぽんのレビュー・感想・評価

3.0
前作に続き鑑賞です。
一作目は、世の女子が憧れるほぼ全てを持ち合わせたリッチ&ハンサムな訳あり男子と、どちらかと言えば野暮った系のうぶな女子が(大方の鑑賞者は、この主人公を自分に重ねて悦に入る)何皮も剥けるが如くに垢抜けをしつくし、終いにはスカッとこのリッチ&ハンサムを振っておしまいになるという…、平凡に生きる身の上にはただただ(敢えて言えば絶対に)あり得ない展開で終わってしまい…。
いえ勿論、そんなこと一度はやってみたいものだと思いつつも、無理強いしない約束なんだから多少のお尻ペンペン位は趣味の範疇として許容でしょうよ、と後悔し(すっかり私事)悶々と過ごすこと約一年。
満を辞しての二作目公開なのであります(前置き長い…)。

二作目は、あの振られたハンサム&リッチが振った主人公を猛追づい。あからさまにヤキモチなんか妬いてみたりで主人公を困惑させます。
困惑なんて言ってますが、嘘ですよね。好きな男にヤキモチ妬かせるなんてのは、オンナの甲斐であり、好きな男への優越感であります(限度はあるが)。ましてや普段がクールで仕事出来る系男であればある程、女子的にはそのギャップに萌え萌え。
思う壺なわけです。

まぁそんなこんなで話は進んで行くわけですが…。
いきなりですが皆さん、このたびのクリスチャンの脈絡のない髭面に違和感はありませんでしたか?あの髭面理由は、クリスチャンがワイルドじゃないからセクシーさに欠ける、という欧米鑑賞女子達の無責任な不満に考慮した結果のハナシらしいんですよ。
クールで出来る系の男がサド男爵の方が、ワイルドなサド男爵なんかよりも全然響くじゃないですか!
陳腐な意見に迎合すると言う、考えなしの暴挙にまずはがっかり(単に自分の趣味で言っているだけかも)。
それと、クリスチャンの胸元のボツボツ。
当初は、あらやだジェイミー、お肌のメンテナンス怠ったの?と勝手に解釈してましたがその後、クリスチャンが子供時代に母から受けた虐待と判明します。
えーーーっ
一話にはそんなもん無かったし…。
なんでしょうかね、このやっつけ仕事的な安直二連発は…。
だからもう、出だしから気持ちが萎え萎えって訳ですよ。

そのせいか、途中からパワハラ&セクハラに変身の上司や、元隷属者のストーカー女子なども取って付けた感が否めず。

女子的萌え心を外し、敢えて客観的鑑賞に心を置き換えれば、ただただおケツの痛い映画でした。
(でも、何だかんだと文句を言いつつしっかりと3話目も観るであろう自分に自己嫌悪…😭)
みかぽん

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