ひろゆき

500ページの夢の束のひろゆきのレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
2.8
銀幕短評 (#148)

「500ページの夢の束」
2018年、アメリカ。 1 時間33分、公開中。

総合評価 56点。

もって生まれた障害のために、周りのひとや社会に うまく適応することができない女の子のはなし。 原題は ”Please Stand By” で、「立ち止まって」「寄り添って」のような語感か。

「スタートレック」の物語り世界にどっぷり浸かることを大きな楽しみとする彼女が、その延長線上にある目的のために、勇気をふるい起こして旅に出る。旅の途上ではいろいろな困難に直面するが、一つひとつのピンチに対して、つど 精一杯のチャレンジで正面から向き合い、それらを乗り越えていく。

残念ながら展開がややありきたりで、魅力のある登場人物もすくない。あと5分10分くらい尺を伸ばして、旅のエピソードを掘り下げたり 付け足したりすれば、ぐんと良くなると思うのだが、もったいない。

障害(たとえばパラリンピックの選手など)をもっていようがいまいが、自分の好きなこと得意なことで 目標はこれだと自分で定めて しっかり努力すれば、勇気がわく、つよくなれる、やりがいが生まれる、まわりのひととのキズナを深められる、達成感が得られる。という 普遍のテーマをうまく切り出している。
「ブリグズビー・ベア」(#128、110点)の主人公の、好きなものに対する情熱を思い出した。

エア・ハグ(からだに触れずにだっこする)はステキな愛情表現だ。
ひろゆき

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