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500ページの夢の束のayellowbirdのレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
3.5
自閉症を抱える少女が、ある思いを胸に500ページの脚本を届けるためハリウッドを目指す旅の中で、少しずつ変わっていく姿を描いたハートフルストーリー。ダコタ・ファニング主演、ベン・リューイン監督。
自閉症のウェンディは“スター・トレック”が大好きで、自分なりの脚本を書くことが趣味だった。ある日、“スター・トレック”の脚本コンテストが開かれることを知った彼女は、渾身の一作を書き上げる。しかし、郵送では締切に間に合わないことに気づき、愛犬ビートとともにハリウッドを目指して旅に出る…。

自閉症の主人公が、外の世界に触れて、自らの殻を破り成長していく物語! TVは夜⭕時まで。⭕⭕通りは渡ってはダメ。決まり事だらけの暮らしの中で、ウェンディが唯一誰からも邪魔されずに打ち込めるのは、スター・トレックの脚本作り。だから、脚本コンテストのためには、どんな事も恐れない。周囲が決めた規則も、自分の判断で要否を見極めていく。どうしても自分の脚本を読んで欲しい。ウェンディの強い気持ちが、周囲の見方を変え、支援の輪を広げる。人にはそれぞれ希望と願いがある。確かに自閉症の人たちと付き合うには忍耐力が必要だが、相手のためを思って真正面から向き合えば、きっとウェンディのように心を通わせることができると思う。
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