にょこ

ロブスターのにょこのネタバレレビュー・内容・結末

ロブスター(2015年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

なんとも奇怪な映画でした。
殺して!って言う子供がほんと憎たらしいですね。

偽り。犠牲。共通項。
“自分と共通するものとそれに伴う犠牲”がこの世界の愛なんでしょうね。
他の動物になるくらいなら自分を偽りながらもパートナーがいる方がいいという社会。

若しくは、独身者として孤独を楽しむ一派。

両極端な世界において主人公の選択は?

・頑張って失明
・嘘下手だけど頑張って失明のフリ
・ダイナーから逃げ出して、捕まってロブスター

今まで『女王陛下のお気に入り』『聖なる鹿殺し』と見てきましたが、この監督の意地悪っぽさをみると、どのみちロブスター化なんじゃなかろうか…
しかもエンドロールの最後、波の音で終わるんですよ、冷酷な女が追いかけてくるよりゾッとしました。
にょこ

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