次郎

シャドー・オブ・ナイトの次郎のレビュー・感想・評価

シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)
3.7
東南アジア発祥の武術・シラットを核とした120分の凄惨アクションというかゴア映画。とにかく格闘描写の壮絶さが凄まじく、ナタで切られナイフで刺されるぐらいでは終わらない、血みどろのボロ雑巾になるまで戦う様子の限界突破している感がたまらない。敵役も簡単には戦闘不能にはさせねいと本気で殺している感がもの凄く、敵味方問わずマフィア上がりのチンピラな登場人物による倫理のタガが外れた戦闘っぷりは光るものがある。クライマックスにおける激痛の臨場感はこれまで観たアクション映画の中でも屈指のものがあった。とにかく死ぬほど痛そう。シラットは日本の格闘漫画だとやたら強者が使う格闘技として扱われるイメージがあるけど、本作での凄まじさを見るとその扱いにも納得してしまった。
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