次郎さんの映画レビュー・感想・評価

次郎

次郎

映画(255)
ドラマ(25)

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.2

何となく吹替版で見たけど思ったより楽しめた。ライアン・レイノルズの声だったらもっとウザい感じなんだろうなと想像しつつ、「KAWAII」なポケモンの世界観をかなり忠実に再現できていたと思う。個人的に一番>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

時間が逆行する表現と言えば真っ先に思い浮かぶのがアメリカのヒップホップグループ、ファーサイドが95年にリリースした「Drop」のMV。鬼才、スパイク・ジョーンズによる全編逆回しの映像と若きJ・ディラプ>>続きを読む

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

4.0

ドラマ最終回から続けて観たけど公開されたのは原作終了から6年も後だったのか。とはいえ、明らかに太ましくなっているトッドの顎周り以外はそんな歳月を感じさせない、ドラマの最終回直後に撮影されたと言われても>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

3.4

「もう拳だけじゃ解決できねぇ…」と主人公に語らせた物語の後に拳で解決する青春譚を描くのは後退なのか開き直りなのか。クローズWORSTと鬼邪高校のコラボレーションものということで、登場人物もそれを演じる>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

2.8

これまでベスト版を出してこなかったAC/DCが本作のサントラとして15曲を提供したという話を聞いていてめちゃくちゃに期待してたのに、実際に流れていたのはOPとEDだけ。本編ではクラッシュやらクイーンや>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

ホアキン・フェニックスの顔芸100連発。迫真の演技はのめり込みこそするがそこに恐ろしさを感じないのはジョーカーの狂気と正気の間に「病気」という補助線が引かれてしまっているからだろう。少なくとも『キング>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.4

最近話題のインド映画といえば「バーフバリ」や「ガリーボーイ」といった超が付く傑作ばかりなため、前評判の高かった本作については少しばかり期待値を上げ過ぎたかも。

過剰な競争社会である工科大学での3バカ
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.3

ムンバイを舞台とした、実話に基づくラップ・サクセス・ストーリー。概要だけ語るとインド版8mileな感じはあるが、その予想を超えてくる素晴らしさ。

8mileが貧困と逆人種差別からの這い上がりをテーマ
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アクアマン(2018年製作の映画)

2.6

拳で解決するタイプのシェイプ・オブ・ウォーター、もしくは海のバーフバリという評判は耳にしていたけど、実際はバーフバリを更に雑にしたというかむしろドラゴンボール感が凄い。コロシアムのリング別にいらん感は>>続きを読む

MERU/メルー(2014年製作の映画)

3.8

高度6000mで垂直の絶壁をよじ昇りそこにテントを張るそれはもう登山というより極限アイスクライミング。21世紀にもなって未だ難攻不落、ヒマラヤ・メルー峰のシャークスフィン完登を目指す3人。本作はそのう>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

「もうやめて!こっちのライフはとっくにゼロよ!!」と叫びたくなるくらいに共感性羞恥をぐりぐりと抉ってくる。テレビスターになることを夢みて、否、自身こそテレビスターに相応しいという妄想に取りつかれたルパ>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.7

6歳の少年が18歳になるまでを実際に俳優が6歳から18歳になるまで撮影したという「北の国から」方式を1作の映画でやってしまうという、誰もが思い付きそうで誰も成し遂げなかった作品を完成させるリンクレイタ>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.8

17年も前の映画ということでエミネム先生の若かりし頃…と思ったけど公開時の先生はもう30歳であり、デモテープで注目を浴び始めたのも25歳になってからと(今の感覚からすれば)実は遅咲きだったことを今更な>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

邦題を直訳すれば「昔むかし、ハリウッドで…」となるタランティーノ流おとぎ話の世界。ディカプリオとブラピが共演し、落ち目のスターとそのスタントマン(ダブル)を演じるというコンセプトからして顕著だが、本作>>続きを読む

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

原作者ジェイムズ・エルロイは「暗黒小説」の書き手とも言われていて何それやべーやつじゃんとずっと気になっているのだけど、映画化した本作も何これやべーじゃんって最高の気持ちになった。60年代のアメリカを舞>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.7

いやこれ完全に強姦映画ですよね。OPでのエレベーター内で強調される、ジョディ・フォスター演じるクラリスと男性たちとの体格差。閉鎖病院内では身体的にも精神的にも汚されて、一般職員や犯罪者からも視姦される>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.6

光と闇の魔術師とでも言うべき、ひたすらに感嘆させられる映像の美しさ。反復する暗闇から浮かび上がる人物のショット、往復するカメラワーク、循環していく演出が織り成す世界は蠱惑的とすら言えるほどで、ちょっと>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.7

ベタで詩的過ぎるという指摘はその通りなんだろうけどそれを踏まえた上で最高だった。1987年という壁がまだ存在したころのベルリンという、モダンな建築群と戦争の爪痕を残す空地、子供たちとサーカス、そして天>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

科学テロ組織が殺人ウィルスとか改造人間とかギミックを繰り出してるのに、対抗手段が炎と筋肉なのどんなマッドマックスだよって感じで脳のシワがどんどんほぐれていく。主役が不在でもファミリー推しな主題は変わら>>続きを読む

砂塵(1939年製作の映画)

4.2

原題「DESTRY RIDES AGAIN」。1939年公開とは思えない西部劇というジャンルに対する批評性。保安官というものは家父長制におけるマッチョな父と同義であり、発砲はすべからく射精のメタファー>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.6

最初に3から見た時はリーダーシップを発揮し仲間を引っ張るウッディを見て良い奴じゃんと思ったけど、本作序盤の嫉妬と色欲に溺れているのを見て「俺たちのウッディじゃん!!!」と納得できて一安心。西部劇とSF>>続きを読む

アフリカの女王(1951年製作の映画)

1.9

「カサブランカ」でみたハードボイルドな伊達男、ハンフリー・ボガードがまさかこんなすきっ歯気味で髭の濃い飲んだくれのオッサンだなんて…。もちろん、そうやって演じ分けられていること自体が凄いのだろうけど映>>続きを読む

コンドル(1939年製作の映画)

4.0

原題「Only Angels Have Wings」のセンスが最高なんだけども、鑑賞し終わった後ではこの邦題も悪くないと思わせてくれる。サン=テグジュペリの『人間の土地』が出版された1939年に公開さ>>続きを読む

海外特派員(1940年製作の映画)

3.6

ヒッチコックを観るのは「三十九階段」に次いで二作目だが、相変わらず覗き見ることの快楽度合いが高い内容。風車でのシーンが顕著映画だからこそ可能な視点、構図が持つ気持ち良さを把握し尽したショットの連続。後>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.2

1942年公開、アメリカ映画史に残る名作との評価だがアカデミー脚本賞という程にはシナリオに魅力を感じれず。実際、撮影はかなり行き当たりばったりな方法で撮られていた様で、ラストも2通りの展開を収録した上>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

2.9

若すぎるウィル・スミスのファッションにしろ異星人の造形や都市伝説ネタにしろ醸し出される圧倒的90年代臭。今では隔世の感があるけど、あの頃はテレビの特番でUFO特集やら宇宙人やらの特番ゴールデンタイムに>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.1

オデッサの階段リスペストでバリアフリーの大切さを教えてくれる傑作ギャング映画。オープニングからエンニオ・モリコーネの楽曲が痺れる位に良いのに、シンセが入った曲になると途端に80年代臭がしてずっこけそう>>続きを読む

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.5

開始5分でバッドマンが江戸時代にタイムスリップしてジョーカーが第六天魔王を自称する超展開だけど、中島かずき脚本ということで結局最初から最後まで超展開だった。あと最初にゴリラがタイムマシンを作ったとか聴>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

孤独であること、変人であることを許容してくれるお下品でピュアな97分。インディ感あるよなと思ったら監督コンビはMV畑出身らしく、過去にはManchester OrchestraやBattles、Pas>>続きを読む

ANIMA(2019年製作の映画)

3.5

ちょんまげ姿のトムちん見るとソロの前作がリリースされた2015年のソニマニ、深夜でこれからライブが始まろうとする直前に「トムヨーク、離婚」のニュースが流れてざわつき出し、ちょんまげビジュアルのトムヨー>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

4.7

最高かつ最強のムエタイ俳優、トニー・ジャーが出演しているからタイトルに「マッハ!」を付けるその沈黙の○○メソッドこそ原点対象だが、今まで観てきたアクション映画の中でも最高峰に面白かった。
当然のように
>>続きを読む

ローリング・サンダー・レヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説(2019年製作の映画)

4.5

「ディランの全盛期は75年のローリング・サンダー・レヴュー」と教えられ今も信じている身としては、マーティン・スコセッシ監督による当ツアーのドキュメンタリーが制作されているなんて福音のようなもの。Net>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.3

15歳の頃、家に居場所がないのにどこにも行けなかった自分に観せてあげたい映画ナンバー1。思春期特融の閉塞感も葛藤も昂揚感も、全部肯定して抱きしめよう。糞みたいな両親から飛び出して森で生活を始めた少年た>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

最高のアニメーション映画だった『スパイダーバース』を産み出した監督の過去作ということで期待値高めで観たけど最高の出来。全てのクリエイティビティとオリジナリティにエールを送るかのようなプロット、人物造形>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.0

侯爵の別荘で起きる複雑な人間関係の模様はこれぞフランスといった感じで、階級と規則に縛られながらも揺れ動く感情と関係の模様は抜群に面白く、クライマックスへと至る展開も見事なもの。ジャン・ルノワールの監督>>続きを読む

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.8

いやぁ面白かった。1932年制作の所謂「とある場所」を舞台にした群像劇もののオリジネーターなんだけど、題材も展開も全く古びてない。男爵を中心に交差していく人間関係は人生の縮図でもあり、物語は喜劇でも悲>>続きを読む

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