次郎さんの映画レビュー・感想・評価

次郎

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映画(247)
ドラマ(2)

アクアマン(2018年製作の映画)

2.6

拳で解決するタイプのシェイプ・オブ・ウォーター、もしくは海のバーフバリという評判は耳にしていたけど、実際はバーフバリを更に雑にしたというかむしろドラゴンボール感が凄い。コロシアムのリング別にいらん感は>>続きを読む

MERU/メルー(2014年製作の映画)

3.8

高度6000mで垂直の絶壁をよじ昇りそこにテントを張るそれはもう登山というより極限アイスクライミング。21世紀にもなって未だ難攻不落、ヒマラヤ・メルー峰のシャークスフィン完登を目指す3人。本作はそのう>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

「もうやめて!こっちのライフはとっくにゼロよ!!」と叫びたくなるくらいに共感性羞恥をぐりぐりと抉ってくる。テレビスターになることを夢みて、否、自身こそテレビスターに相応しいという妄想に取りつかれたルパ>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.7

6歳の少年が18歳になるまでを実際に俳優が6歳から18歳になるまで撮影したという「北の国から」方式を1作の映画でやってしまうという、誰もが思い付きそうで誰も成し遂げなかった作品を完成させるリンクレイタ>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.8

17年も前の映画ということでエミネム先生の若かりし頃…と思ったけど公開時の先生はもう30歳であり、デモテープで注目を浴び始めたのも25歳になってからと(今の感覚からすれば)実は遅咲きだったことを今更な>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

邦題を直訳すれば「昔むかし、ハリウッドで…」となるタランティーノ流おとぎ話の世界。ディカプリオとブラピが共演し、落ち目のスターとそのスタントマン(ダブル)を演じるというコンセプトからして顕著だが、本作>>続きを読む

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

原作者ジェイムズ・エルロイは「暗黒小説」の書き手とも言われていて何それやべーやつじゃんとずっと気になっているのだけど、映画化した本作も何これやべーじゃんって最高の気持ちになった。60年代のアメリカを舞>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.7

いやこれ完全に強姦映画ですよね。OPでのエレベーター内で強調される、ジョディ・フォスター演じるクラリスと男性たちとの体格差。閉鎖病院内では身体的にも精神的にも汚されて、一般職員や犯罪者からも視姦される>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.6

光と闇の魔術師とでも言うべき、ひたすらに感嘆させられる映像の美しさ。反復する暗闇から浮かび上がる人物のショット、往復するカメラワーク、循環していく演出が織り成す世界は蠱惑的とすら言えるほどで、ちょっと>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.7

ベタで詩的過ぎるという指摘はその通りなんだろうけどそれを踏まえた上で最高だった。1987年という壁がまだ存在したころのベルリンという、モダンな建築群と戦争の爪痕を残す空地、子供たちとサーカス、そして天>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

科学テロ組織が殺人ウィルスとか改造人間とかギミックを繰り出してるのに、対抗手段が炎と筋肉なのどんなマッドマックスだよって感じで脳のシワがどんどんほぐれていく。主役が不在でもファミリー推しな主題は変わら>>続きを読む

砂塵(1939年製作の映画)

4.2

原題「DESTRY RIDES AGAIN」。1939年公開とは思えない西部劇というジャンルに対する批評性。保安官というものは家父長制におけるマッチョな父と同義であり、発砲はすべからく射精のメタファー>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.6

最初に3から見た時はリーダーシップを発揮し仲間を引っ張るウッディを見て良い奴じゃんと思ったけど、本作序盤の嫉妬と色欲に溺れているのを見て「俺たちのウッディじゃん!!!」と納得できて一安心。西部劇とSF>>続きを読む

アフリカの女王(1951年製作の映画)

1.9

「カサブランカ」でみたハードボイルドな伊達男、ハンフリー・ボガードがまさかこんなすきっ歯気味で髭の濃い飲んだくれのオッサンだなんて…。もちろん、そうやって演じ分けられていること自体が凄いのだろうけど映>>続きを読む

コンドル(1939年製作の映画)

4.0

原題「Only Angels Have Wings」のセンスが最高なんだけども、鑑賞し終わった後ではこの邦題も悪くないと思わせてくれる。サン=テグジュペリの『人間の土地』が出版された1939年に公開さ>>続きを読む

海外特派員(1940年製作の映画)

3.6

ヒッチコックを観るのは「三十九階段」に次いで二作目だが、相変わらず覗き見ることの快楽度合いが高い内容。風車でのシーンが顕著映画だからこそ可能な視点、構図が持つ気持ち良さを把握し尽したショットの連続。後>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.2

1942年公開、アメリカ映画史に残る名作との評価だがアカデミー脚本賞という程にはシナリオに魅力を感じれず。実際、撮影はかなり行き当たりばったりな方法で撮られていた様で、ラストも2通りの展開を収録した上>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

2.9

若すぎるウィル・スミスのファッションにしろ異星人の造形や都市伝説ネタにしろ醸し出される圧倒的90年代臭。今では隔世の感があるけど、あの頃はテレビの特番でUFO特集やら宇宙人やらの特番ゴールデンタイムに>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.1

オデッサの階段リスペストでバリアフリーの大切さを教えてくれる傑作ギャング映画。オープニングからエンニオ・モリコーネの楽曲が痺れる位に良いのに、シンセが入った曲になると途端に80年代臭がしてずっこけそう>>続きを読む

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.5

開始5分でバッドマンが江戸時代にタイムスリップしてジョーカーが第六天魔王を自称する超展開だけど、中島かずき脚本ということで結局最初から最後まで超展開だった。あと最初にゴリラがタイムマシンを作ったとか聴>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

孤独であること、変人であることを許容してくれるお下品でピュアな97分。インディ感あるよなと思ったら監督コンビはMV畑出身らしく、過去にはManchester OrchestraやBattles、Pas>>続きを読む

ANIMA(2019年製作の映画)

3.5

ちょんまげ姿のトムちん見るとソロの前作がリリースされた2015年のソニマニ、深夜でこれからライブが始まろうとする直前に「トムヨーク、離婚」のニュースが流れてざわつき出し、ちょんまげビジュアルのトムヨー>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

4.7

最高かつ最強のムエタイ俳優、トニー・ジャーが出演しているからタイトルに「マッハ!」を付けるその沈黙の○○メソッドこそ原点対象だが、今まで観てきたアクション映画の中でも最高峰に面白かった。
当然のように
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ローリング・サンダー・レヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説(2019年製作の映画)

4.5

「ディランの全盛期は75年のローリング・サンダー・レヴュー」と教えられ今も信じている身としては、マーティン・スコセッシ監督による当ツアーのドキュメンタリーが制作されているなんて福音のようなもの。Net>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.3

15歳の頃、家に居場所がないのにどこにも行けなかった自分に観せてあげたい映画№1。思春期特融の閉塞感も葛藤も昂揚感も、全部抱きしめてしまいたくなる。糞みたいな両親から飛び出して森で生活を始めた少年たち>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

最高のアニメーション映画だった『スパイダーバース』を産み出した監督の過去作ということで期待値高めで観たけど最高の出来。全てのクリエイティビティとオリジナリティにエールを送るかのようなプロット、人物造形>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.0

侯爵の別荘で起きる複雑な人間関係の模様はこれぞフランスといった感じで、階級と規則に縛られながらも揺れ動く感情と関係の模様は抜群に面白く、クライマックスへと至る展開も見事なもの。ジャン・ルノワールの監督>>続きを読む

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.8

いやぁ面白かった。1932年制作の所謂「とある場所」を舞台にした群像劇もののオリジネーターなんだけど、題材も展開も全く古びてない。男爵を中心に交差していく人間関係は人生の縮図でもあり、物語は喜劇でも悲>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.5

ここ最近30年代の映画を続けて観てきたのもあってか、本作における総天然色な色彩感覚はモノクロが一般だった当時の感覚からすればかなり異常といえるもので、早すぎた60年代サイケ感すらある。個人的に印象的だ>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

4.5

『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』でタッグを組んだ監督今石洋之×脚本中島かずきの単独映画作ということで期待通りに最高でした。敢えて色彩を抑えてアニメ絵とCGを融合させ、360度の視点でグリグリ動>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

飛んで落ちては殴り殴られよじ登り、逆走衝突自由落下とおよそ身体を張りうるあらゆる行為を詰め込んだトム・クルーズの限界突破シリーズ第6弾。毎回思うけど本シリーズはいずれもトム自身が主演兼プロデューサーも>>続きを読む

キング・コング(1933年製作の映画)

3.1

Q. 美女がキャーキャー叫んでいるのを見たらー?

A. うれしい!!

Q. おっきくて強いやつが暴れていたらー?

A. たのしい!!!

Q. 飛行機が銃撃戦で活躍しているのはー?

A. だい
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.8

1932年に公開された、映画史に残る畸形映画。財産目当てに小人を誑かし、あまつさえ毒まで飲まそうとするクレオパトラにフリークス(見世物たち)が罰を下す!というあらすじは単純だが、ここに映るのは本物の見>>続きを読む

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

2.1

1939年公開、エミリー・ブロンテによる原作は何度も映画化されている中、本作は最初に制作されアカデミー撮影賞を受賞しているのだけど、いやー駄目でしょこれ。原作にあった二世代にも渡った愛憎入り混じった荒>>続きを読む

オペラハット(1936年製作の映画)

3.0

1936年の作品。前半部分は如何ともし難い感じで観ていたが、クライマックスの法廷劇はこれまでの演出の総括的役割を果たしており、クロノ・トリガーの序盤のイベントを思い出して面白かった。

それにしても、
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

『ゼロ・グラビティ』監督による、エグいくらいに完璧な映像美。冒頭の床を洗う水面に飛行機が写るシーンからして震えるのに、それがクライマックスのシーンに繋がっていく辺りはもう圧巻。カメラは一切ブレることな>>続きを読む

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