タイムループもので同じ映像を使い回している時って、編集の快楽が溢れてそうだよなー。それは手抜きでなく文脈の抜き差しであり、同じ映像に違った意味が付与されるカットの魔法があるのだろう。「これパワポで説明するの3回目ですよ！」という省略の笑い。
日本のブラックな広告代理店でタイムループが起きたら…というアイデア一発、82分という時間も含め、良くも悪くも肩の力を抜いて見れる作品。印象的なカットはないけど退屈な場面もないという塩梅しかり、一度捻った上で綺麗にまとめる終わり方しかり、575になりそうでならないタイトルの適当さが作品らしい。いい感じにまとめ過ぎて前半の部長の印象どこ行った感あるのなんかムカつく。
