この映画を観て、「あれ？夏休み明けてあいつなんか雰囲気変わってね？」っていうあの感覚が万国共通だということを知りました。
映像魔術師ミシェル・ゴンドリー最新作は、クラスのはぐれ者2人組による一夏のDIYロードムービーに仕上がってた。
『エターナル・サンシャイン』や『ムード・インディゴ』のような、摩訶不思議な映像で観ているものを彼の世界に引きずり込むような感覚は薄いものの、走るログハウスで旅した末に、得られたものや失ったものを感じさせてくれる甘酸っぱい気持ちにさせてくれた。
映画の最後、主人公の初恋の相手ローラの視線を落とし込むところが、なんとも心地いい余韻に浸らせてくれる。
