このレビューはネタバレを含みます
ちょっと前に話題になった邦画を観る③
キャストもスゴく良いし、賞もたくさん
とっていて、何度となく観るチャンスも
あったのに何となくスルーしてた作品。
現在放送中のNHK朝の連続TV小説
『おちょやん』主演の杉咲花ちゃんが
とっても良くて、そのタイミングのなか
Netflixでこれを見つけてやっと視聴。
人の最後は死に方じゃなく、生き方が
大事なんじゃないかと時々思ったりする
けど、双葉(宮沢りえ)は生き方も死に方
(正確には送られ方だけど…笑)
もすごい人だった。
彼女はまっすぐな愛も持って出会う人を
抱きしめ、どんな凍った心でも溶かしてし
まう。余命を宣告された瞬間からバラバラ
だったみんなを家族に戻そうと奮闘する。
カニ、手話、子供の頃の悲しい記憶、
ピラミッド…(笑)、その伏線が回収される
度に驚き、涙でやられてました。
でもそれは辛さや悲しみじゃなくて
自分の心からしみでた全部温かな涙。
きっと彼女は、この世に抱えきれないほ
どの愛をもって生まれたて来た人。
その愛を惜しげもなく必要とする人に
めいっぱい与えて包んでくれていた。
双葉の望みどうり家族に戻ったみんなが、
夜中病院の庭で彼女に贈った「ピラミッド」。
死を受け入れその日を覚悟してたはずの
双葉が「死にたくないよ…」て病室で
一人泣く彼女の本音にはリアルを感じた。
彼女の望みが叶った瞬間、彼女は永遠に
みんなとサヨナラしないといけない現実
を改めて悟ったんだと思う。
ラスト、色んな声はあるようですが、、
(ファンタジーかホラーか？！)
お花に囲まれみんなに送られる双葉。
なるほど…
「湯を沸かすほどの熱い愛」とは！
！！POP✨✨(笑)
私は素敵なエンディングだと思う★
