このレビューはネタバレを含みます
伏線が張り巡らされ、回収されはじめた瞬間「おお...!」と目を見張っている間にラストスパートをかけられ、涙…。
あずみがあずみの本当の母親と再会するシーン…泣
双葉の夫の一浩が人間ピラミッドを入院中の双葉に披露するシーンは、ダサ!って思いましたけど笑、頼りない一浩の精一杯の想いが詰まっていて、ダサいー!って思いながらも泣いてました笑
監督のミスリードや伏線回収には、私の展開や価値観に対する固定観念を覆させられました。
かといってそういったテクニックに一瞬の驚きを得るだけの作品では終わらない、愛情深い、素晴らしい作品でした。
双葉を見て、私の母親もこんな強い人だったなあと、懐かしく感じました。
自分よりも他人のために尽くす人。
そんな人に私は何も返すことができずに別れてしまったので、きちんと思いを伝えていた双葉の旦那や娘たちが少し羨ましかったです。
しかし双葉のような愛情深く強い母親を持つことができたことが誇らしいと改めて思いました。
邦画豊作の2016年を代表する作品の1つでした。