ホリ

ハッピーアワーのホリのレビュー・感想・評価

ハッピーアワー(2015年製作の映画)
4.7
役者の演技の中にカメラが入っていく。
役者の表情を真正面から捉えたカットを
見せられている時には、既に濱口ワールドに引きずり込まれている恐ろしさよ〜
日常のルーティンを描いた後に、
不気味なものに肌が触れる感覚の
バランス調整が凄まじい。

重心って何だろうのワークショップや、
朗読会の講演会のシーンとかは、
普通の監督さんなら省きやすい要素だけど、そこに触れる時間(ルーティンと離れた非日常的な空間速度)は、ものすごく丁寧に、ゆっくりと、作品に落とし込んでいく印象を受ける。
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