ホリ

僕たちは変わらない朝を迎えるのホリのレビュー・感想・評価

3.7
『市子』も
監督した戸田監督の過去作。

ある演技のワークショップで、
男女関係に束縛されない
綺麗事のやり取りと。

脚本と同じシチュエーションが
現実で起きた時、
結局何も言えなかった男女の
対比が印象的。

『皮肉にも、
どうしようもない現実が
目の前で起きた時、
その経験が映画を豊かにする』
的なニュアンスの心情も
描かれるが。

ずっと言えなかった言葉、
『結婚おめでとう』を
最後の最後で言えた描写が…
監督という肩書きを持つ
主人公にとっては、
どうしようもない現実と
向き合った上で、
次のステップに歩み出す事だと
感じた。

人間的に成長した主人公が
上部だけの脚本ではなく、
次にどういうものを描くのかー
そんな成長の一コマを
切り取る。
ホリ

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