ちの

スパイダーマン:ホームカミングのちののレビュー・感想・評価

4.5
今までのシリーズにあったおじさんの死と「大いなる力には、大いなる責任がともなう」を入れなかったのが個人的には良かったです。その事で、今までのスパイダーマンと違って自分の能力を定めとして背負うようなネガティブなものはなく、この能力で自分は何が出来るんだろうかとポジティブに捉えていて見ていて気持ちが明るくなれました。

それに、今までのシリーズでは比較的スパイダーマンは高校生で大人の一歩手前の存在として見ていたものを、今回は高校生で子供から一歩進んだ存在としていて、周りの大人が見守っているのだと凄く感じて、ドラマパートは青春ものとしてとても楽しく見れました。

アクションシーンは確かに抑えめではありましたが、ストーリーの展開を考えるとマンハッタンのビル群の中のシーンが無いので、ああなってしまったのは仕方がないのかと思いますが、十分新米ヒーローのスパイダーマンとして頑張っているのを感じられて良かったと思いました。

他のMUC作品に比べて、軽やかで楽しい映画になっていたので続編も楽しみにしています。
ちの

ちの