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しあわせへのまわり道のTSのレビュー・感想・評価

しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)
4.1
ほんとによかった映画でした!こういう映画大好きです( ^ω^ )最初から最後まで何故かこちらが微笑ましくなる映画でした(*^_^*)!

教習の指導員とタクシードライバーとして働くダルワーン。ある忘れ物をきっかけに、夫と離婚をしたウェンディが車の教習を受ける決意をする。

まず、これから教習で免許を取ろうとしてるお若い方にはほんのちょびっと参考になる映画かもしれません( ^ω^ )ただしこのダルワーンみたいなロマンティックな指導員は中々いないのでそこは注意ですよ(笑)(笑)

これは教習というものを題材にして、2人の私生活を幸せにしていくというもの。教習を扱う映画なんてみたことないのでかなり稀な映画といえるでしょう。

このダルワーン先生の教えはまさに人生そのもの。上の空になると思いがけないことを引きおこす。これは現実の社会でもそうですね、、

僕は作中のこのダルワーン先生の生き方にとても共感し、これからもこのまま元気に生きてほしいなと思わずエールを送りたくなりました。彼はシク教徒ということで、昔アメリカに亡命してきたのですが、極めて誠実な人。それはもう最初のカットからわかります。

こういう真っ当に生きてる方には不幸が降りそそらないでほしい。幸せであってほしい。そう思ったことありませんか?

かたやウェンディの方も、離婚したということで不幸真っ最中。しかしこの教習、ダルワーン先生と出会い前進していくのです。

ウェンディは書評家ということなので、新婚生活に悩むダルワーン先生に助言をします。
つまり双方しあわせになるために助け合っていたのです。それがタイトルになってる「しあわせへのまわり道」であり、まわり道ということから車の道路とかけてるのでしょうね(*^_^*)

最後は少し切なかったですが英断。そういう意味ではないですが、一線を越えないのが、誠実な彼をそのままにしておくということ。
まわり道を経て得た、2人のそれぞれのこれからの生活の笑顔が忘れられません!僕まで幸せになってしまいました( ^ω^ )

実に天晴(*^_^*)
先日紹介した『ナイトクローラー』は新作コーナーに堂々とあり目立ちますが、これはポツンとあります。隠れた良作と思います。
系統的作品として「しあわせの〜」や「最高の〜」とつくタイトルの、ほっこりした映画が好きな方にはオススメしたいと思います( ^ω^ )
あとはまあ教習に興味がある方は、、再三いいますがここまで良い指導員さんは稀ですけどねww

素朴ですが素晴らしい。
しあわせな時間をありがとうございました。
TS

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