つばさみのるた

疑惑のチャンピオンのつばさみのるたのレビュー・感想・評価

疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)
3.8
伝説のレーサー、アームストロング。彼は誰のために、何のために勝つことを望んだのだろうか。

ガンを克服し、ガン撲滅のための支援活動をし、世界中のアスリートにリスペクトされたスーパースターのスキャンダルはスポーツに明け暮れていた自分にも衝撃的だった。

チームに助けられていた男が、ラスト、仲間を見捨てるシーンは、後戻り出来ない自分自身への戒めのようにも思える。

「情報が偽りだったとしたら?」という記者ウォルシュの言葉がSNSを中心とした現代社会の描写にも思える。