日比野くらし

蜜のあわれの日比野くらしのレビュー・感想・評価

蜜のあわれ(2016年製作の映画)
3.8
1日たった今もフラッシュバックする映像の美しさがたまりません。目線で追いたいと思った先につつーっとカメラが辿って行ってくれるので、心地よく見ることができました。それでいて飽きを感じさせないのが素晴らしいです。においまで伝わってくるようでした。全体、なにより羨ましくなるような赤色でした。
上映前に二階堂さんもおっしゃっていたのですが、感覚的に言葉を捉えて発している赤子がとても可愛らしく、今までに見たことのない二階堂さんの表情をみることができてとても楽しかったです。
時代特有の空気感や言葉遣い、お見事で、この国の空で里子を演じた際に言葉遣いや身のこなしをとても意識したとおっしゃっていたことをおもいだしました。