日比野くらし

Love Letterの日比野くらしのネタバレレビュー・内容・結末

Love Letter(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

岩井監督は本当に女性を綺麗にうつすのが上手 白樺の木って岩井監督の作品にとってもよく合うなと思いました 北海道という優しさ ストーリーもやわらかくてでもずっしりしっかりしていて 全体が優しくてあたたかいのが最新作の『リップヴァンウィンクルの花嫁』と似ている 私の好きな雰囲気 三島有紀子監督作品のような 北海道という土地の力のような気もする 中心にあるのはセリフでなく 表情や目線 そちらがメインのセリフで 言葉のセリフは補助の効果 といったイメージ 手紙が繋ぐもの 場所 時間 ふたり など 岩井監督なのにわかりやすいという点が意外 すごく好きでした 冒頭キスシーン 後ろで光る明かりが炎であるというの、タイプ 自然が生み出す明かりはやさしい し、ボケ感なども綺麗 中山美穂さんの横顔も綺麗 とても綺麗 流れるのはあたたかい涙がいいから 優しくしてほしい それでいて傷つけることができる映画が私の中での本物です これ

秋葉さん 朝焼けを見せに起こすシーン その後のことを考えて起こしたのだろうけど ああやってこちらが眠いだとかそういうのを気にせず 「朝焼けが綺麗」と起こすところなど 似ている あの子もそういう人だから と思ってみていたら 思わぬところで涙してしまった
それから 光の飛ばし方 カメラの揺れ方 カットのつなぎ方 フレーム やっぱり全部どことなく似ている だから好き